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由緒ある金刀比羅神社と氏子たちの想い

金刀比羅神社の氏子地域は、東一枝・西一枝・福柳木・鞘ヶ谷地区にまたがります。この神社は四国香川県の金刀比羅神社に由来し、地元の信仰を集めています。氏子たちは毎年12月の第2日曜日に、境内の拝殿用、恵比須神社用、麓の鳥居用の3本のしめ縄を手作業で作ります。

拝殿

麓の鳥居

恵比須神社
手作り大しめ縄で新年の準備
北九州市戸畑区にある金刀比羅神社では、新年を迎えるための大しめ縄作りが行われます。神社を管理されている代表の総代・水場さんをはじめ、氏子総勢31人(うち女性10人)が集まり、伝統行事に力を合わせました。
丹精込めた手作業の様子






作業は朝早くから始まりました。地元で刈り取られた稲わらを使い、3本の縄のふくらみが均一になるよう注意深く編み上げていきます。わらを詰め、形が崩れないようにひもでしっかりと結ぶ作業は真剣そのもので、集中して行われました。地元で獲れた稲わらは事前に持ち込まれ、日にちをかけてしっかりと乾燥させており、当日は乾燥させたわらをまとめやすいように機械で削り、きれいに整える作業も分担して行われました。ベテランの氏子が指導し、若い世代への技術継承も大切にされています。
温かい食事で活気づく作業場


作業の合間には、女性たちが準備した豚汁やおにぎり、漬物、お惣菜が振る舞われ、みんなで温かい食事を楽しみながらひと息つきました。
しめ縄の仕上げ作業






しめ縄の仕上げ作業では、上を通し下をくぐらせてねじりながらしっかりと締めていきます。この力作業は、網目がゆるまないように声をかけ合いながら進められ、見守る人々もその迫力に息を呑みました。
男性8人がかりで大きな「わら束」を持ち上げ、柱に固定しながらしめ縄をねじり上げ、見事なしめ縄が完成しました。

境内から見える日の出
地域に愛される神社と行事
制作されたしめ縄は12月29日に取り換えられ、元旦には日の出とともに約500人の参拝者が集まり、恒例の餅撒きが行われます。2000袋ものお餅が袋詰めされ、新年の幸運を願う人々でにぎわいます。
また、神社前の広場には登山道を訪れる参拝者も多く、和やかな空気に包まれていました。金刀比羅神社は昭和46年に再建され、現在は宮司不在ながらお賽銭によって維持されています。地域に根ざし、多くの人々に愛され続ける存在です。
伝統を未来へつなぐために

金刀比羅神社では10月の第2日曜日には神輿卸も行われ、氏子地域を巡る行事も続いています。しめ縄作りをはじめとするこれらの伝統行事は、地域の人々が心を込めて守り、未来へとつないでいく大切な文化です。
こうして皆さんの手作業で作られた新しいしめ縄は、1年間参拝者を温かく迎え続けます。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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北九州市戸畑区【金刀比羅神社氏子】
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